御堂先生は溺愛中


次の日。




凛は紙袋の中に潜むガトーショコラの存在を感じながら、挙動不審な様子で教室に入った。



「おはよ、凛。」



席に荷物を置いた凛に、結奈が挨拶をした。



「おはよー、昨日はありがとうね。」



凛もそう返した。



「ちゃんと持ってきた?」



結奈のその言葉に、凛は「うん。」と頷きながら机の上に置いてある紙袋に視線を送った。



「オッケー、じゃあ渡す練習といきますか。」


「うん。」



結奈の言葉に凛は紙袋から綺麗にラッピングされたガトーショコラを取り出した。



それから2人は教室内を歩いて、机の上で携帯をいじっている海斗の元へと向かった。