「だって、異動しちゃったらもう会えないかもしれないんだよ?気持ちだって伝えられないかもしれないし、そんなモタモタしてたら、他の人にとられちゃうかもしれないんだよ?」
そう必死に伝える結奈は何故か泣きそうで、凛もつられて目頭が熱くなった。
そんなの、わかってる。
だって、先生はイケメンで、性格も良くて、スタイルも良くって、全員が憧れる存在だ。
何より、私が好きになった人だ。
今気持ちを伝えないと、未来に確証がないことなんてわかってる。
でも…。
凛はそこまで考えて、「……そうだね。」と半ば諦めたように返した。
結奈はその返事を肯定と捉えたのか、ぱあっと表情が明るくなった。
「分かってくれて、よかった。」
にっこりと笑う結奈に、凛も合わせて口角を吊り上げた。
