「えっと、まずは卵を分けて…。」
「わ、分ける?どういうこと?」
「黄身と白身を分けるの。」
「…どうやって???」
卵片手に困惑した表情の凛に、結奈は先が思いやられるわ…と心の中で呟いた。
「よし、これであとは焼くだけ!」
結奈はそう言って幾つかの小さい型に入った生地を、天板ごとオーブンに突っ込むと、そう言ってふう、とため息をついた。
「すごい、もうすでに美味しそう。ありがとう〜!」
凛はオーブンを見つめながらそう言った。
「美味しそう…かな?」
結奈は呆れ笑いを浮かべながらそう返した。
「まあいいや、焼けるのに時間かかるからさ、こっちで座ってようよ。」
結奈はそう言って凛にリビングのソファに座るように促した。
