そうは言っても私はバイトもしてない、お小遣いで生きている身。
先生がくれたような高そうなクッキーやチョコレートを買える財力があるかは微妙だ。
それにこういう時ってどんなものを送ればいいか分かんない。
「こういう時に渡すチョコレートってどういうのがいいのかな?」
凛は結奈にそう恐る恐る尋ねる。
「まあ、手作りじゃない?」
「て、手作り!?」
「うん。好きな子からの手作りが一番嬉しいでしょ!」
「そっかあ…。」
私はお菓子を食べるのは好きだけど、作ったことはない。
それどころか料理すらもほとんどしたことがない。
そんな私に手作りなんてできるんだろうか…。
不安になっている凛に、結奈は「大丈夫!」と背中をポンと押した。
「私が作り方教えてあげるからさ、一緒に作ろ!」
「ええ、いいの?ありがとう!」
結奈の提案に凛は涙を浮かべながら彼女に抱きついた。
