御堂先生は溺愛中


次の日。




一時限目の英語に備えて、凛は授業の準備をしていた。



年明け初めてまともに顔を合わせることを考えると、凛の鼓動が少し早くなった。



本当は先生が来たらいの一番に異動するのかどうなのか聞きにいたいけど、流石にキャラじゃなさすぎるから我慢。



そう自分に言い聞かせていると、



「謙ちゃんおはよー!」



いつもの女子生徒たちの声が聞こえて来て、凛はこっそりその声の方を見た。



御堂が爽やかな笑顔を浮かべながら教室に入ってくると、凛はサッと視線を逸らした。




かっこいいな。




好きになるまで先生の顔面なんてそんな興味なかったけど、今こうして見るとやっぱりかっこよくてさらに好きが増す。




それと同時に『異動』の2文字が頭をよぎって最悪な気分になった。