先生が、いなくなる…? 考えてもいなかったシチュエーションに、凛の思考は停止寸前だ。 「それって、本当…?」 やっと出た凛の声はか細く掠れていた。 「なんか噂なんだけどさ、どうやら若い先生って2年でどんどん新しい学校に異動してくらしくて。一年の時にいた市野先生も、小田先生だってこの学校に2年勤めて異動してったじゃん?」 「確かに…。」 「だから御堂先生ももしかしたら…って今みんな噂してるよ。」 「そう、なんだ…。」 凛はショックのあまりそれきり黙りこくってしまった。