うーさむっ。
急に1人になった途端、全身が凍えるように寒くなった。
凛はブルブルと身体を震わせると、近くにあった自販機に駆け寄った。
あったかいカフェラテでも飲んで帰ろっと。
そう思って何気なくボタンを押して、取り出し口から缶を取り出す。
手に広がる温もりに、なぜだか心までホッとした。
この季節の駅前は、イルミネーションで綺麗に飾られていて、恋人たちがちらほらといた。
こんな電気の塊に何でみんな胸をときめかせるんだろう?と心底不思議に思いながら、カフェラテを一口含んだ。
口の中に広がる優しい甘さに、御堂が以前淹れてくれたカフェラテを思い出した。
