俺は、お前に救われたから。
お前を傷つける奴は誰だって許さない。
そう決めたんだ。
海斗はそう心の中で呟くと、急にヘラっと笑って戯けた。
「で、御堂とどこまでいったんだ?チューとかもうしたのか?」
「…ふざけんな!」
ゲラゲラと笑う海斗に、凛は顔を真っ赤にして海斗の腕をバシッと叩いた。
「…っと、俺帰りに本屋寄りたいんだった。」
駅前の本屋の前で思い出したかのように立ち止まった海斗は、そう言うと「じゃ、良いお年を。」と言って本屋の中へと入って行った。
「うん、良いお年を。」
凛もそう言ってまた駅まで歩き出した。
