御堂先生は溺愛中



「私、御堂先生のことが好きで、そんな先生に見合うような人間になりたいって思ったから。そういう原動力があるから頑張れてるんだと思う。」



そう言う凛の表情は冬の空気みたいに澄んでいて、海斗も「そう、なんだ。」としか言えなかった。



「ごめん、先生のことを好きなんて、変だよね…。」



無言を貫く海斗に、凛は自重的な笑みを浮かべながらそう返した。




「いや、そんなんじゃねえよ。俺は、否定も肯定もしない。」


「そっか。」


「でも、御堂がお前のことを傷つけるようなことするんだったら許さない。」


まっすぐ前を見つめてそう言う海斗に、凛は「え…。」と戸惑いの声を漏らした。