「大野さん、冬季講習に通ってるんだ。えらいね。」 そう言って柔らかく笑う御堂に、凛は照れてマフラーで口元を隠しながら「ありがとうございます。」と返した。 「そんなに勉強頑張るなんて、何かあったの?」 そう不思議そうに聞く御堂に、凛は 「……私、先生と同じ大学行きたいんで。」 そう言ってくしゃっと笑った。 その凛の笑顔に、御堂は今まで考えていたこと全てどうでも良くなった。