苺を食べている間、泉生さんは自室に行ってらっしゃったようで、美味しさに頬を緩ませているとリビングに戻ってきた。 「泉生さん!!」 少し苺でテンションが上がった私が泉生さんに話しかけると少し驚いた顔をした。 「な、何?」 「苺!!ありがとうございます!美味しかったです!!」 満面の笑みでそう言うと、泉生さんの頬が少しポッと紅潮したけれど、それはカーテンの隙間からさした夕日が泉生さんを照らしているからかもしれない。 泉生さんは片手で顔を覆うと一つだけ深い溜め息をついた。