そして土葵くんは、ゼリーとかプリンを買ってきてくれて、なんと今はおかゆを作ってくれています。
「土葵くんには、頭が上がりません……。何から何まで至れり尽くせりで……。」
「もー、いいって。幼馴染なんだからこういう時は頼ってよ。」
「でも……。」
「それじゃあ、和歌の風邪が治ったら俺とデートしてよ。」
「で、デート?」
「そう。……だめ?」
そう言って、私の様子を窺うように顔を覗き込んでくる。
「そんなかっこいい顔でお願いされたら断れないよ……。」
というか、私からしたら嬉しいし……。
失恋したのにまだあきらめきれてないんだな、私。
だって今、もしかしたら土葵くんが私のこと好きなのかな……?とか思っちゃってるし。
「へー?かっこいいって思ってくれてるんだ?」
「なっ……!からかわないでよ~!」
「ごめんごめん。ほら、おかゆできたよ。食べたらゆっくり寝るんだよ~。」
「うん…、本当にありがと、土葵くん。」
「どういたしまして~。それじゃまた、学校でね。お大事に。」
そうして、土葵くんは帰った。
夜になったら、胡桃ちゃんが私の好きなフルーツをいっぱい買ってきてくれて、そのまま泊まって行ってくれた。
わざわざ泊まらなくても1階したが胡桃ちゃんの部屋なんだけどね。
こうして胡桃ちゃんの気合の入った看病が功を奏してなのかわからないけれど、月曜日に出た熱は次の日には下がり、木曜日には学校に行けるようになった。



