幼馴染の土葵くんは。





「学級委員も決まったことだし、入学式が始まるまで少し時間はあるが、講堂に移動しろ~。あ、柳瀬は代表挨拶の原稿確認するから少し残れ。」

「はい。」



胡桃ちゃん、首席なんだ~!
前から分かってただろうに、自分でそういうことわざわざ言ってこないからな。

親友がすごいと、私もとても鼻が高いです。



「そういえば、和歌の部屋って19階でしょ。」

「うん!そう!……何で知ってるの?」

「席が隣だと寮も隣なんだって~。俺も19階。」

「そ、そうなの!?」

「和歌と隣、俺はうれしいよ?」

「う、うれしいって……!ただ隣なだけだよ?」

「だって……いつでも好きな時に和歌に会えるってことでしょ?」


そう言って、私のことをじーっと見つめてくる土葵くん。
私のことをまたからかうようような顔。



これからの3年間、土葵くんに翻弄されそうな予感……。


これからの3年間、平穏な学校生活を送れますように……。