「ずうずうしいとは思うが、エリアルに頼みがある。」 秀長さんがエリアルに頭を下げた。 「頼み?」 「小さい家でいいからくれないか?俺と美弥が暮らせるような…」 頭を下げたまま言った。 「すぐには準備出来ないが…早いうちに…」 エリアルがそう言うと、秀長さんは顔を上げた。その顔はとても嬉しさそうだった。 「持つべきものはいい親友だな!!」 「抱きつくな!!気持ち悪い!」 その光景が面白くて、美弥ちゃんと笑っていた。