心臓が嫌な音を立てる中必死に神頼みしていると、
連れてこられたのは生徒会室。
東条先輩は私を静かにソファへと降ろしてくれた。
こんな状況じゃなければその姿は紛れもなく王子様に見えただろう。
(でも今はそんなこと考えてる場合じゃない…!)
東条先輩は向かい側のソファに座ると1つため息をこぼした。
静かにため息吐かれるのが1番怖いっ!
「あの、大事な話ってなんですか…?」
東条先輩の静かな圧で緊張感がさらに高まる。
もう心臓はバックバクで破裂寸前だ。
固唾をのんで、東条先輩の言葉を待つ。
「大事な話は主に2つ。1つ目は昨日生徒会室で見たことは誰にも言わないこと。」
「ていうか、言ったら社会的に潰すからね?」
東条先輩から出た言葉に私はゾクっと背筋が冷たくなるのを感じた。
東条先輩といえば、とある有名企業の御曹司。
私とは立場が違い過ぎる。
つまり東条先輩の権力があれば、私のことを社会的に潰すなんて造作もないのだ。
「賢い咲良さんなら意味、理解できるでしょ?」
東条先輩はニヤリと不敵に微笑んだ。
まるで逃げ場はないと言うように。
「はい!昨日の事は誰にも言いません!」
私は弱みを握られている以上、そう言う事しか出来ない。
東条先輩は私の反応を見た後、また黙り込んでしまった。
「あ、あの!2つ目はなんですか…?」
私は少しでも早くこの場から離れたくて強引に話を進めた。
(お願いだから、早く終わって…!)
(そして平和な日常に戻りたい…!)
しかし、東条先輩の次の言葉で私の期待は粉々に砕け散った。
「2つ目は僕の彼女のフリをすること。」
……???
ん?
頭がハテナでいっぱいになる。
「えっと…今、なんて?」
「だから、僕の彼女のフリをする事って言ったの。
これが大事な話2つ目。」
私は頭の整理が追いつかなくてフリーズした。
そんな私に対して東条先輩は淡々と話を続ける。
「この2つの条件を守れるのであれば君の立場は守ってあげるよ。なんなら優遇措置も考えてあげる。」
もはや東条先輩の発言にハテナしか出てこない。
「ど、どうして私が彼女のフリをする必要が?」
「何かが起こる前に近くで監視できるからだよ。」
東条先輩の言葉にガックリと肩を落とす。
どこまで信用無いの私…(泣)
まだ会って2日しか経ってないのに!!
「東条先輩!私、そんなことしなくても絶対言いふらしたりしませんよ!」
「…何?僕の言うこと聞けないの?」
東条先輩の一言で部屋の温度がマイナスになったんじゃないかって位、空気が一気に冷えた。
私の頬に冷や汗が伝う。
「ち、違いますよ!そういうことじゃなくて!」
「東条先輩の彼女のフリなんかしなくても約束はしっかり守るって意味です!だからそんなことしなくても…」
「却下。」
東条先輩は私の言葉を遮って冷たく言い放った。
そしてニコッと綺麗な微笑みを浮かべて、
「君が今置かれてる状況、分かってる?」
「なら、僕の言うことちゃんと聞けるよね?」
今までキラキラして見えた東条先輩の爽やかな笑顔が今日は悪魔のように見えた。
これから私は平和な日常に戻れるのかな…
いっぱいの不安を抱えて私は東条先輩と悪魔の取引をしてしまった。
連れてこられたのは生徒会室。
東条先輩は私を静かにソファへと降ろしてくれた。
こんな状況じゃなければその姿は紛れもなく王子様に見えただろう。
(でも今はそんなこと考えてる場合じゃない…!)
東条先輩は向かい側のソファに座ると1つため息をこぼした。
静かにため息吐かれるのが1番怖いっ!
「あの、大事な話ってなんですか…?」
東条先輩の静かな圧で緊張感がさらに高まる。
もう心臓はバックバクで破裂寸前だ。
固唾をのんで、東条先輩の言葉を待つ。
「大事な話は主に2つ。1つ目は昨日生徒会室で見たことは誰にも言わないこと。」
「ていうか、言ったら社会的に潰すからね?」
東条先輩から出た言葉に私はゾクっと背筋が冷たくなるのを感じた。
東条先輩といえば、とある有名企業の御曹司。
私とは立場が違い過ぎる。
つまり東条先輩の権力があれば、私のことを社会的に潰すなんて造作もないのだ。
「賢い咲良さんなら意味、理解できるでしょ?」
東条先輩はニヤリと不敵に微笑んだ。
まるで逃げ場はないと言うように。
「はい!昨日の事は誰にも言いません!」
私は弱みを握られている以上、そう言う事しか出来ない。
東条先輩は私の反応を見た後、また黙り込んでしまった。
「あ、あの!2つ目はなんですか…?」
私は少しでも早くこの場から離れたくて強引に話を進めた。
(お願いだから、早く終わって…!)
(そして平和な日常に戻りたい…!)
しかし、東条先輩の次の言葉で私の期待は粉々に砕け散った。
「2つ目は僕の彼女のフリをすること。」
……???
ん?
頭がハテナでいっぱいになる。
「えっと…今、なんて?」
「だから、僕の彼女のフリをする事って言ったの。
これが大事な話2つ目。」
私は頭の整理が追いつかなくてフリーズした。
そんな私に対して東条先輩は淡々と話を続ける。
「この2つの条件を守れるのであれば君の立場は守ってあげるよ。なんなら優遇措置も考えてあげる。」
もはや東条先輩の発言にハテナしか出てこない。
「ど、どうして私が彼女のフリをする必要が?」
「何かが起こる前に近くで監視できるからだよ。」
東条先輩の言葉にガックリと肩を落とす。
どこまで信用無いの私…(泣)
まだ会って2日しか経ってないのに!!
「東条先輩!私、そんなことしなくても絶対言いふらしたりしませんよ!」
「…何?僕の言うこと聞けないの?」
東条先輩の一言で部屋の温度がマイナスになったんじゃないかって位、空気が一気に冷えた。
私の頬に冷や汗が伝う。
「ち、違いますよ!そういうことじゃなくて!」
「東条先輩の彼女のフリなんかしなくても約束はしっかり守るって意味です!だからそんなことしなくても…」
「却下。」
東条先輩は私の言葉を遮って冷たく言い放った。
そしてニコッと綺麗な微笑みを浮かべて、
「君が今置かれてる状況、分かってる?」
「なら、僕の言うことちゃんと聞けるよね?」
今までキラキラして見えた東条先輩の爽やかな笑顔が今日は悪魔のように見えた。
これから私は平和な日常に戻れるのかな…
いっぱいの不安を抱えて私は東条先輩と悪魔の取引をしてしまった。
