東条先輩に連れてこられて着いた先は、前に話をした噴水が見えるベンチだった。
「あの…東条先輩っ!なんでいきなりランチなんて…」
私はずっと考えていた事を聞いてみた。すると、
「咲良さんと一緒にいたかったから。」
とのひとこと。
(ど、どうゆうこと!?)
私の頭の中はますますハテナでいっぱいになる。
東条先輩にとっての私は秘密がバレてしまったから仕方なく、彼女役をさせているだけの人のはずだ。
それなのに、急なお誘いの理由が
『咲良さんと一緒にいたかったから。』
なんて…
(意味深すぎて逆に怖いっ…!)
そんな事を私が思っていると東条先輩と目が合った。
「えっと…私の顔に何か付いてますか…?」
あまりにジッと私の顔を見つめているので不安になって聞いてみる。
「いや、そんな事ないよ。」
東条先輩は柔らかく微笑んでそう言った。
私は東条先輩のいつもと違う甘い雰囲気にたじろいでしまう。
「そ、そろそろお昼ご飯食べましょうか!」
「うん、そうだね。」
対して東条先輩は相変わらずの大人の余裕だ。
(ううっ…なんか緊張しちゃうよ〜!)
私が動揺で上手く話せないでいると東条先輩は、
「なんか誰かと一緒にお昼ご飯食べるの久しぶりだな。」
と、ポツリとこぼした。
「え?!そうなんですか!?」
(あの超人気者の東条先輩が!?)
私は思わず大きな声で驚いてしまった。
その反応に東条先輩はクスッと笑った。
「じゃ、じゃあ私なんかとランチして良いんですか?」
なんだか申し訳なくなって聞いてみると、
「迷惑だと思うなら僕から誘ったりなんてしないよ。」
東条先輩はまっすぐ私を見つめて言う。
「それに…僕、咲良さんのこともっと知りたいから。」
ほんの一瞬照れたように目を逸らす東条先輩。
(か…可愛すぎる!)
2人の間になんとも言えない甘い空気が流れる。
この空気感が恥ずかしくて何か言おうとすると、遠くをたまたま通りかかった女子達が東条先輩に気づいて話しかけた。
「東条先輩っ!まさかお昼休みに会えるなんて嬉しいです!もし良かったら今からお話しましょ〜よ!」
(わっ!すっごく可愛い子だなぁ…)
こんなに可愛い子に誘われる程の人気があるなんてやっぱり東条先輩は別世界の人だ。
私はなんだか悲しくなって静かに立ち去ろうとした。
その時、
「ごめんね。今は優と一緒にいるから。」
と、東条先輩は私を抱き寄せた。
(え…え!?どういう状況!?)
私たちの様子を見て、逃げるように女子達は去って行ってしまった。
「ちょっ…!東条先輩!どういうことですか!?」
「それに…名前…」
私は熱くなる顔を隠すために俯きながら東条先輩に問い詰めた。
「ごめん。名前呼び嫌だった?」
(そんなわけない!逆に憧れの人から呼んでもらえるなんて嬉しすぎる…!)
私は頭を勢いよく横に振る。
「ふふっ。なら良かった。これからも優って呼んで良いかな?」
「は、はい!もちろんです!」
思わず即答する私の言葉に東条先輩は嬉しそうに笑った。
「じゃあさ、優も僕のこと颯汰って呼んで欲しいな?」
俯く私の顔を覗き込むようにお願いする東条先輩。
(こ、こんなの断れるわけないよ〜!)
(でも、先輩に名前呼びはちょっと…)
私が考えている間にも東条先輩はキラキラとした瞳でこちらを見てくる。
「そ、颯汰先輩っ!」
私は精一杯の勇気を振り絞って呼んだ。
東条先輩は驚いた顔をした後、柔らかく笑って
「まあ可愛いから今はそれで許してあげる。」
と、言った。
と、東条先輩ほんとにどうしちゃったの!?
あまりに甘々に豹変した東条先輩に顔が真っ赤になるのが自分でも分かる。
すると、丁度お昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴った。
(た…助かった!!)
「そ、颯汰先輩!時間なのでそろそろ行きますね!」
私は急いで支度をした。
颯汰先輩も支度を終えて、別れ際に一言残して言った。
「また一緒にお昼ご飯食べようね。」
胸がドキドキしっぱなしで私は颯汰先輩が見えなくなるまで動けなかった。
「あの…東条先輩っ!なんでいきなりランチなんて…」
私はずっと考えていた事を聞いてみた。すると、
「咲良さんと一緒にいたかったから。」
とのひとこと。
(ど、どうゆうこと!?)
私の頭の中はますますハテナでいっぱいになる。
東条先輩にとっての私は秘密がバレてしまったから仕方なく、彼女役をさせているだけの人のはずだ。
それなのに、急なお誘いの理由が
『咲良さんと一緒にいたかったから。』
なんて…
(意味深すぎて逆に怖いっ…!)
そんな事を私が思っていると東条先輩と目が合った。
「えっと…私の顔に何か付いてますか…?」
あまりにジッと私の顔を見つめているので不安になって聞いてみる。
「いや、そんな事ないよ。」
東条先輩は柔らかく微笑んでそう言った。
私は東条先輩のいつもと違う甘い雰囲気にたじろいでしまう。
「そ、そろそろお昼ご飯食べましょうか!」
「うん、そうだね。」
対して東条先輩は相変わらずの大人の余裕だ。
(ううっ…なんか緊張しちゃうよ〜!)
私が動揺で上手く話せないでいると東条先輩は、
「なんか誰かと一緒にお昼ご飯食べるの久しぶりだな。」
と、ポツリとこぼした。
「え?!そうなんですか!?」
(あの超人気者の東条先輩が!?)
私は思わず大きな声で驚いてしまった。
その反応に東条先輩はクスッと笑った。
「じゃ、じゃあ私なんかとランチして良いんですか?」
なんだか申し訳なくなって聞いてみると、
「迷惑だと思うなら僕から誘ったりなんてしないよ。」
東条先輩はまっすぐ私を見つめて言う。
「それに…僕、咲良さんのこともっと知りたいから。」
ほんの一瞬照れたように目を逸らす東条先輩。
(か…可愛すぎる!)
2人の間になんとも言えない甘い空気が流れる。
この空気感が恥ずかしくて何か言おうとすると、遠くをたまたま通りかかった女子達が東条先輩に気づいて話しかけた。
「東条先輩っ!まさかお昼休みに会えるなんて嬉しいです!もし良かったら今からお話しましょ〜よ!」
(わっ!すっごく可愛い子だなぁ…)
こんなに可愛い子に誘われる程の人気があるなんてやっぱり東条先輩は別世界の人だ。
私はなんだか悲しくなって静かに立ち去ろうとした。
その時、
「ごめんね。今は優と一緒にいるから。」
と、東条先輩は私を抱き寄せた。
(え…え!?どういう状況!?)
私たちの様子を見て、逃げるように女子達は去って行ってしまった。
「ちょっ…!東条先輩!どういうことですか!?」
「それに…名前…」
私は熱くなる顔を隠すために俯きながら東条先輩に問い詰めた。
「ごめん。名前呼び嫌だった?」
(そんなわけない!逆に憧れの人から呼んでもらえるなんて嬉しすぎる…!)
私は頭を勢いよく横に振る。
「ふふっ。なら良かった。これからも優って呼んで良いかな?」
「は、はい!もちろんです!」
思わず即答する私の言葉に東条先輩は嬉しそうに笑った。
「じゃあさ、優も僕のこと颯汰って呼んで欲しいな?」
俯く私の顔を覗き込むようにお願いする東条先輩。
(こ、こんなの断れるわけないよ〜!)
(でも、先輩に名前呼びはちょっと…)
私が考えている間にも東条先輩はキラキラとした瞳でこちらを見てくる。
「そ、颯汰先輩っ!」
私は精一杯の勇気を振り絞って呼んだ。
東条先輩は驚いた顔をした後、柔らかく笑って
「まあ可愛いから今はそれで許してあげる。」
と、言った。
と、東条先輩ほんとにどうしちゃったの!?
あまりに甘々に豹変した東条先輩に顔が真っ赤になるのが自分でも分かる。
すると、丁度お昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴った。
(た…助かった!!)
「そ、颯汰先輩!時間なのでそろそろ行きますね!」
私は急いで支度をした。
颯汰先輩も支度を終えて、別れ際に一言残して言った。
「また一緒にお昼ご飯食べようね。」
胸がドキドキしっぱなしで私は颯汰先輩が見えなくなるまで動けなかった。
