「お気遣いありがとうございます。負担に感じたことはありませんから、大丈夫ですよ」
「いいんだよ、強がらなくて。こういうことは私に任せてくれれば」
微笑んで拒否したものの、野島さんは引く気配がない。私がか弱い女だと思って純粋に気を遣ってくれているか、もしくは自分のキャリアのためにやろうとしているか、その二択だろうけれど正直困る。
でも、ここでこれ以上水かけ論はしていられないし……とあきらめて折れようとしたとき、静観していた芹澤先生が口を開いた。
「野島さんはいてもいなくても結構です。僕はぜひ、八影さんにお願いしたいので」
歯に衣着せぬ物言いをするので、私たちは一様に押し黙った。
先生は凛とした瞳で私をまっすぐ見つめ、頼もしい笑みを湛えて言う。
「君はすごいよ。製品の特徴からメリット・デメリットまできちんと理解して、医者の立場になって提案していた。僕はそういう人にサポートを頼みたい」
とてもうれしい言葉をもらえて、心が一気にれていく。
しかし、彼の笑みにわずかに冷たさが交じり、その視線が今度は野島さんに向けられる。
「若いからまだ早いとか、女性だから無理だとは思いません。彼女の可能性を摘み取らないであげてくださいね」
「いいんだよ、強がらなくて。こういうことは私に任せてくれれば」
微笑んで拒否したものの、野島さんは引く気配がない。私がか弱い女だと思って純粋に気を遣ってくれているか、もしくは自分のキャリアのためにやろうとしているか、その二択だろうけれど正直困る。
でも、ここでこれ以上水かけ論はしていられないし……とあきらめて折れようとしたとき、静観していた芹澤先生が口を開いた。
「野島さんはいてもいなくても結構です。僕はぜひ、八影さんにお願いしたいので」
歯に衣着せぬ物言いをするので、私たちは一様に押し黙った。
先生は凛とした瞳で私をまっすぐ見つめ、頼もしい笑みを湛えて言う。
「君はすごいよ。製品の特徴からメリット・デメリットまできちんと理解して、医者の立場になって提案していた。僕はそういう人にサポートを頼みたい」
とてもうれしい言葉をもらえて、心が一気にれていく。
しかし、彼の笑みにわずかに冷たさが交じり、その視線が今度は野島さんに向けられる。
「若いからまだ早いとか、女性だから無理だとは思いません。彼女の可能性を摘み取らないであげてくださいね」



