『ごめんね、ひどいことしてごめんね。 俺、杏奈のこと本当に愛してる。』 優しい眼差しで私を見つめ、叩いたり 引っ張った部分をゆっくりと優しく撫でる。 『可愛いよ、杏奈。 俺の自慢の奥さんだよ。』 『傷つけたいわけじゃない。 ごめん、ごめん。』 隆二の優しい一面を見ると、どうしても、 突き放すことができない。 こうやって優しい瞬間もあるんだから、きっといつか付き合っていた頃に戻ってくれるはず。 大丈夫、要領が悪くて不器用な私が悪いんだ。