そこには黒髪ロングのとても綺麗な女性とカウンター越しでにこにこと会話する遥人の姿だった。 こんなお客さん見たことない。 新規のお客さんにしては、あまりにも距離が近すぎる。 心の中にドロドロとした黒い感情が出てくる。 「お、見つけたかこれ。だから言ったろ?杏奈がいなくても、なんとかなるって。不倫女といるより、独身未婚の女との方が未来を考えられるからな。」 隆二の言葉を最後まで聞くことはなく、この女の人はだれ?どんな関係?とそんなことばかりが頭の中をぐるぐると巡っていた。