「マホちゃん。頑張ってるお兄ちゃん達に、差し入れをお願いしたいんだけど、良いかな?」
「もちろんっ」
「よかった、ありがとう! 勉強で頭を使って疲れてるだろうから、甘いものをあげたら喜んでくれると思うから」
そう言うと、時間が来たようで帰り支度を始める四季くん。
「それじゃあ、よろしくねっ」
「うん、またね」
四季くんを見送ると、早速キッチンへ向かった。
今も勉強をしている4人に差し入れするのは、甘いお菓子が良いかなと思い、作る為にやってきた。
調理器具と材料を揃えて両手をかざした。
「クッキンスイート!」
呪文を唱えると、器具や食材達が自ら動き出した。
完成像を頭に思い浮かべると、食材達が自分で完成に近付いてくれる。
甘いモノを作る時は、スイート。
ご飯を作る時なら、メイディッシュと唱える。
「お菓子とお茶もあった方が良いよね! えぇっと……ソソエティー!」
戸棚に入れてあるティーセットとティーバッグに手をかざして魔法をかけると、美味しい紅茶の出来上がり。
「よぉしっ! みんなのところに持って行こ!」
準備が終わると、それらをぷかぷかと宙に浮かせて4人それぞれの部屋に向かった。


