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数日後。
結論から言うと、私の作戦はボツになった。
私が考えたのは、和泉ちゃんの時に使った【チェンジングフォーム】を使って姿を変身させること。
四季くんは、みんなが悪そうに見えるから危険なことに巻き込まれているのではないかと不安に思っていた。
だから、遊ぶときだけでも魔法で彼らの見た目を変えようとしたのだ。
しかし、それは反対された。
人の見た目を自分だけの都合で変えるのはいけない、と冬馬くんに言われた。
冷静になって考えると、当たり前のことなんだけどね。
それじゃあ、彼らの関係は終わってしまったのか?
ーーううん、そうじゃないの。
「せいっ! せいっ! せいっ!」
ここは、柳楽邸の広い庭の奥側にある道場。
ここでは、冬馬くんが自主練習をする時に使う道場。
道場内に響くみんなの大きな声。
みんな、髪は黒の短髪。
道着を身にまとっている。
みんなが出した結論ーーそれは、冬馬くんと一緒に鍛錬する【仲間】になることだ。
「みんな、10分休憩しよう」
「「「押忍っ!!!」」」
遊んでいたみんなは誰がどう見ても【真面目な武道男子】になったのだ。


