「冬馬は……アイツはさ、俺らとは違うんだけど、気が合うから遊んでんの」
「かっこよかったよなぁ、あの時の冬馬! 俺らのダチを助けてくれたんだ」
目をキラキラと輝かせ、イキイキと話す彼ら。
詳細を求めると、冬馬くんと仲良くなった経緯を聞くことができた。
彼らは、悪そうな見た目をしているけれど、それは自分を守るため。
弱々しい格好をしていると、色々な人から舐められて惨めになってしまうからだそう。
しかし、派手な格好をしていると、それはそれで危ない人達に絡まれることもあるらしい。
ある時、彼らの友達が危険な人達に絡まれていたところを冬馬くんが助けたらしい。
それがきっかけで、冬馬くんをここへ呼び一緒に遊んだりするようになったとか。
ここへ遊ぶ前は、他のところで遊んでいたらしいが人目が気になり、ここを見つけたらしい。
みんな、冬馬くんがお金持ちな家の子と知り、迷惑をかけるのではないかと心配したらしい。
「なるほど、そんなことがーーっ!?」
経緯が分かり、納得していると引き戸の方からドサッと鈍い音がした。
そちらを向くと、彼らの友達が地面にうずくまり「ううっ…」と苦悶の声を上げていた。


