魔法界へ戻るには、みんなを助けることが重要です!? 〜困っている男の子を助けたら、イケメン4つ子と同居することになりました(ただし、問題しかありません!)〜



☆☆☆


1時間後。
彼らは【トランプ】というカードで【大富豪】というゲームをしていた。
配られたカードをルールに沿って、1番に使い切ること数回。
ゲームが行われるたびに、私は何度も1位を取り、富豪という名誉を取り続けた。


「ぐわっ……! 負けたぁっ」
「マホちゃん強っ!」
「ほんとに初心者かよっ!?」


私が勝つたびに、悔しそうにするみんな。
このカードゲームすごく楽しいから、みんなが熱中するのもよく分かる。


「さすがは冬馬の友達! アイツみたいに強いなぁ」
「ほんとほんと。やっぱりアイツはスゲー!」


口々に冬馬くんを褒めるみんな。

そうだ、私遊びにきたわけじゃないんだ。
調査をしなければ。


「ねぇ、冬馬くんのことで聞きたいことがあるの」
「冬馬のことで?」
「俺らに分かることなら答えるけど」


私が尋ねると、みんなが首を傾げた。


「あの、この集まりって……?」
「あぁ! ここはな、俺らの遊び場! ここにいるみんな、学校とかは違うけど、同じ気持ちで集まってるんだ」
「同じ気持ち……?」
「あぁ! 俺らはさ、学校でなじめなかったり、勉強ができなかったり……でも、しょぼくれてたらナメられそうじゃん? だから、こうやって気合いを入れてんの」


そう言いながら、セットしている髪を櫛で整える男の子。