「大丈夫。四季の許可がある」
「四季の許可って……弟の許可で何が良いんだよ!?」
「四季は次期当主だから、俺らの家の決定権はほぼほぼアイツにある」
「分らねぇ……金持ちの家事情はよく分らんな」
なんだかんだ納得しつつある雰囲気。
というか、この人達と話していて思ったけど……四季くんが心配する必要があるようには思えない。
見た目は確かに悪く見えるのだけれど、悪いことをしているようには見えない。
カードゲームでワイワイしていただけ。
「マホちゃん、だっけ? アンタは何しに来たんだよ?」
和やかな雰囲気の中、1人が鋭いナイフのように切り出した。
冬馬くんを調べるためについてきた、なんて言えず口ごもっていると、近くから助け舟が出た。
「何しにって……冬馬の友達だから、遊びに来たんだろっ! なっ!?」
「えっ!? あ、えと……」
人を疑うことを知らないような、キラキラと輝いた純粋な目をして言う人。
頷いていいものか分からず、冬馬くんの方を見ると小さく頷いた。
「……そういうことにしておけ」
そう言われ、大きく頷いた。
「そ、そうっ! 私もその、カードゲームをしたいなぁって!」
「そかそか! じゃあ、俺らのグループでやろっ!」
庇ってくれた彼にそう言われ、私は彼らのグループの輪に入った。


