「この子、誰?」
私を指さして尋ねる。
えっ!? 私、見えてるの!?
「……マホ」
「マホ!? 彼女か!?」
私のことを聞かれると、呆れたような顔をして言う冬馬くん。
ぐわっと前のめりで興味津々な男の子達。
「いや、違う。ウチの家のことをやってくれてる子」
「あー。使用人か! 最近家中が綺麗で、飯も美味いんだろ!? 洗濯物もすげーいい匂いって! 今までの使用人の中で1番丁寧で、仕事熱心って褒めてた人だな!」
みんなが、うんうんと頷きながら聞いている。
えっ!? 冬馬くんって、私がいないところでそんな風に言ってくれてたの?
私になんて、何の感情もないと思っていた。
「もうちょっとオバチャンっていうか、母ちゃんみたいな人だと思ってたけど……若いな!」
「てか、俺らと変わらなくね?」
「俺らと同い年。13歳」
冬馬くんがそう言うと、みんながお互いに顔を見合わせた。
「「「「13歳ィイイイ!?!?」」」」
声がハモリ、その声量にビクッと肩を震わせた。
「おまっ……それ、えぇっ!?」
「同級生が使用人って!」
「ラブコメかよ! 漫画とかアニメでしかねぇだろ、そんなの!」
みんなから総ツッコミ。
えっ!? わ、私がお手伝いしてるのって……もしかして、変なの?


