魔法界へ戻るには、みんなを助けることが重要です!? 〜困っている男の子を助けたら、イケメン4つ子と同居することになりました(ただし、問題しかありません!)〜



☆☆☆


「ふんふんふふんふーん♩」


ホウキにまたがり、空を飛んで魔法界へ帰ってる途中。嬉しくて鼻歌が止まらない。

帰ったら、まずはパパとママに試験に合格したことを報告して、ご飯はご馳走にしてもらおっ。もちろん、美味しい食べ物ね!

心躍る気持ちでいたが、「ビー!ビー!」というエラー音に楽しい気持ちが焦りへと変わった。


「えっ、何!?」


音が聞こえるカバンの中をガサゴソと漁ると、警告音が鳴っていたのは、小型のメーターだった。

この小型メーターは、魔法使いが魔法界以外で魔法を使うために必要な魔力の残数を測ってくれる便利なもの。
魔法界なら、空間中に魔力がうようよしてるから困ることはない。しかし、他の世界には魔力が存在しない。自分で魔力を作るか、メーターに魔力を補充して携帯して使うことになる。

そんなメーターから、エラー音が鳴るなんて初めてのことだった。


『マホさんの魔力が減少しています。浮遊魔法が利用可能な魔力がありません』


丁寧な口調で話すステッキ。
でも、首を傾げた。


「へ? でも、私飛べてるよ?」
『はい。あと3秒で落ちます』
「えっ? ! う、うわぁ〜!?」


ピタリと空中でホウキが止まり、考えようとした瞬間。
ビュンと勢いよく地面に向かって真っ逆さまにむかった。

えっ!?
おっこちてる!?