「秋也くんが、話してくれるようになったのもきっとーー私が女の子っぽくなったからだと思うし、これからももっと、もーっと女子力を磨くんだっ」
明るく、楽しそうに言う泉美ちゃん。
もしかして、秋也くんが女の子を嫌いなことを知らない……?
これは、教えてあげた方が……でも。
「痩せたらね、洋服を買う時にサイズを気にしなくていいのっ。メイクもすっごく楽しい。こんなに楽しいなんて、知らなかったよ」
今の彼女は、楽しそうでキラキラとしている。
そんな彼女に、水をさすようなことを言っちゃいけない。
心の中に秘めておこう、そう思っていると『ピロロロンッ♩』と軽快な音が鳴った。
「もしかして、お仕事の電話……? ごめんねっ。長居しちゃって……また今度、ゆっくりとお話ししたいなっ」
そう言うと、泉美ちゃんは帰ってしまった。
彼女が帰った後に、後の発信源であるメーターを見た。
すると、メーターに表示されている魔力が今までの残量よりもガクンと増えていた。
私の魔力ーー人を助けたら増えるんだ。
今回、秋也くんのストーカー疑惑なことも、泉美ちゃんの悲しい過去からも助けられた……のかな?
だから、いっぱい魔力を得られたのかも!


