『シーハートを使える魔力が足りません。3秒後に、シーハートから解除されます』
「えっ!? えっと、えっと……」
シーハートを使いながら、他の魔法を使ったせいで魔力が足りなくなったんだ。
だんだんと私の体が透け始めた。
「笑ってくれて良かった!」
「私、笑って……あの、ありがとう! 私、ダイエット頑張れるよ。えっと……お名前は……?」
「私、マホ!」
「マホちゃんだね。私は泉美」
「泉美ちゃん! 無理しないようにがんば」
3秒はあっという間で、彼女を応援する言葉を伝える前に視界が真っ暗になり、体がすぅっと吸い込まれる感覚になった。
「消えた……? すごく、不思議な子だった。また、どこかで会えたらなぁ。それまでに、ダイエット頑張らないと!」
と、泉美ちゃんに思ってもらえてるなんて、この時の私はまだ知らなかった。


