「あっはは。ダメだったよ。今日こそ僕に心変わりしてくれると思ったのに」
「秋也に気がある奴が、お前に心変わりするわけないだろ。タイプが真逆すぎるわ」
あっけらかんと言う春人くん。
対照的にはぁ、とため息混じりに言う夏樹くん。
「でも、あの子顔を真っ赤にするたけで何も話さないから……実際、どうしたいかは全く分からないんだよね」
「毎日門から覗いてるのもな……どうしたもんか」
悩む2人に、私も考え込んでしまう。
何が目的か分からない女の子の対処法ーー何を考えてるか分からない。
んんーー!? もしかしてーー。
私の中で1つ、可能性が芽生えた。
「あのっ!」
「ん? どうしたの、マホちゃん」
「悪戯に使っていい魔法ではないんだけど……考えてること、つまり心が読める魔法があるんだけど、それを使ってみるってのは……どう?」
シーハートという、本来の目的は悪いことをした人が悪事を明るみにしない時に捜査を進めるために使う魔法がある。
心というのは、プライバシーの塊。
だから、心を覗くことをどう思われるのか心配で恐る恐る尋ねてみた。
「アリ……じゃない?」
「あぁ。オレ達も原因は追求して欲しいからな」
2人の言葉にホッと胸を撫で下ろした。


