「っざけんな! こんなわけのわからんことする奴を使用人になんて!」
「魔法だよ、魔法! 夏樹お兄ちゃん、早く使用人の人を雇って欲しいって言ってたじゃん!」
四季くんの言葉に、ググッと気まずそうな顔をする夏樹さんという人。
「四季。さすがに次期当主の権限でも、奇妙な女を我が家に招くのは理解し難い」
「秋也お兄ちゃんまで! ただ、女の人が家にいるのが嫌なんでしょ! マホちゃんに、女嫌いの克服を手伝ってもらいなよ!」
秋也という人は、私を見てあからさまに嫌そうな顔をしていた。
えぇっ……そこまで露骨に?
「冬馬お兄ちゃんは賛成でしょ!?」
「……」
「だって! マホちゃん!」
ぱぁっと明るい表情をして言う四季くんだけど……分からないよ!?
冬馬って人、私をじっと見てるだけで動きもしないんだから。
「マホちゃん。ボク達を助けてくれたら、すぐに魔力がたまっておうちに帰れるよ! 頑張ってね!」
「えっ……ええっ?」
四季くんの言葉で、ここで使用人として暮らすことは確定したみたい……。
春人さんは歓迎してくれてるけれど、夏樹さんと秋也さんは嫌そうだし……冬馬さんは何を考えてるか分からない。
私……どうなってしまうんだろ。


