「うわぁあっ!? な、なんだあれっ!」
「ホウキとモップが勝手に……!?」
驚き、気味悪がる2人。
しかし、そんな2人を差し置いてせっせと掃除をするホウキとモップ。
10分も経たないうちに廊下は見間違えるほど綺麗になった。
「わぁあっ……! すごいっ、とても綺麗になってる!」
目をキラキラと輝かせて喜んでくれる四季くん。
「ホウキさんとモップさんが頑張ってくれたからねっ。ありがとう! また、助けてねっ」
ホウキとモップに手を振ると、自主的に元いた場所へと歩いて行った。
「な、なんだあれ……」
「僕は……夢でもみているんだろうか」
困惑した状況から抜け出せない2人。
『ゴホン』と映像から咳払いが聞こえた。
『マホ。もう一度、魔力を確認してくれ』
「うん……あっ! 増えてる!」
魔力が3分の1より、ちょっと増えている。
でも、どうして……?
『うむ。異例だが……可能性ではなくなったかもしれない』
「パパーーじゃなくて、魔王様。どういうことですか?」
『マホは困っている者を助けることによって、魔力を得られる能力があることが分かった、ということだ』
えぇっ……?
そんなことってあるの?
魔力を作るためには、特殊な能力が必要になる。
まさか、私にそんな力があるなんて。
信じられなくて魔法を放つ自分の両手をじっと見つめた。


