魔法界へ戻るには、みんなを助けることが重要です!? 〜困っている男の子を助けたら、イケメン4つ子と同居することになりました(ただし、問題しかありません!)〜



☆☆☆


歩くこと10分くらい。山を抜けた先にある大きなお屋敷。

立派だなぁ、なんて思っていたら四季くんの足がぴたりと止まった。


「ここだよ、ボクのおうち!」
「へ?」


まさか、と思い再度見上げた。
大きなお屋敷を囲う高い塀。中央には、塀に合わせた背の高い門がある。門の間から見える庭は、とても広くお屋敷までの距離も少しある。

こんなすごいところに住んでるの?


「さ! 入って入って! 今は、お手伝いさんがいないから、ちょーーっと汚いと思うけど!」
「えっ!? えぇっ!?」


戸惑いながらも彼に手を引かれて中は入っていく。

門を開け、中に入ると整えられた庭。
これだけ広い庭が綺麗なのに、汚いなんて。
そう思って、少し歩いた先にあるお屋敷の大きな扉を開けるとーー


「うわっ!」
「くしゅんっ!」


屋敷の中からぼわっとものすごいホコリが舞い上がった。
咳き込む彼、くしゃみをする私。

な、なによこれー!!


「もー! ちょっとお手伝いさんがいないだけで、こんなになるなんて! みんなー! どこにいるのー?」


彼が屋敷の電気を点けると、屋敷の中はゴミと物で溢れていた。
彼が声をかけると、1番手前の部屋のドアが開いた。