魔法界へ戻るには、みんなを助けることが重要です!? 〜困っている男の子を助けたら、イケメン4つ子と同居することになりました(ただし、問題しかありません!)〜



魔法界から離れた自然豊かだけど、魔力を放出しにくい空間。
ここへ来て2ヶ月。
私ーーマホは魔法学の師匠・ガマ先生の真剣な面持ちにごくりと生唾を飲み込んだ。
今日は、魔法使いの仮免から正式な魔法使いになれる試験の合否が出る。
その瞬間を今か今かと待っているのだ。


「マホ、お前さんはーー合格じゃ。よくぞここまで頑張ったな、マホ」


険しい表情から柔らかい表情になると、ぶわっと涙が溢れた。


「ど、どうしたんじゃ! 合格じゃと言うとろう」
「そうですけどっ……ずびっ。これまでのっ……厳しい日々を思い出しちゃって」


鼻をすすりながら泣き、ここでの厳しかった日々が頭の中でどんどん流れてくる。

朝は陽が出るずっと前、午前3時に起きて厳しい修行。
朝からの特訓でお腹ぺこぺこになったところで、爬虫類の干物、虫の佃煮、ゲテモノを煮た汁。どれも栄養満点だからって用意してくれたのだけれどーーとても食べられたものじゃない。

そりゃあ、カエル族の先生にとってはご馳走かもしれないけれど、私が食べているものとは全然違うのだ。


厳しい修行からも、大変だった食生活からも解放される。
試験に合格したことが1番嬉しいのだけれど、あの地獄な日々から解放されるのが最も嬉しいーーのだと思う。