「……茅ヶ崎、ちょっといい?」
「え……」
「ちょっとあっちで……2人で話したい」
そう言って、半ば強引に茅ヶ崎を連れて駅前のショッピングモール内を歩いている。
平塚たちがいる前で自分がこんなこと言うなんて。
いや、そもそも自分がこんな行動をとるなんて。
ただ、あの場でなぜかイライラして気がつけば口からそんな言葉が出ていた。
行先も何を話すかも決まっていない。
顔に冷たい感触が走る。
気づけば、ショッピングモールを通り抜けて屋外のテラス部分に出て来ていた。
この先進んでもただの住宅街なので、寒いが一旦立ち止まる。
振り返って視界に映るのは、怯えたような不安なような顔をした茅ヶ崎だった。
久々にきちんと顔を合わせたのに、そんな顔をさせているのは自分だ。
いや。あの花火の日以降、こんな顔しか見ていないかもしれない。
うつむいた茅ヶ崎と、何を言えばいいかわからない俺。
冷たい風だけが2人の間を通り抜ける。
何か言わなければ……その思いが焦りを募らせ、余計に言葉が出てこない。
どうする……何か……
とりあえず言わないと……
「……茅ヶ崎は、俺のことが好きなんじゃないの」
「……っ!」
顔を上げた茅ヶ崎は目を見開いて真っ赤になっていく。
久しぶりに目が合った気がする。
……いや。俺は今、何を言った?
「え……」
「ちょっとあっちで……2人で話したい」
そう言って、半ば強引に茅ヶ崎を連れて駅前のショッピングモール内を歩いている。
平塚たちがいる前で自分がこんなこと言うなんて。
いや、そもそも自分がこんな行動をとるなんて。
ただ、あの場でなぜかイライラして気がつけば口からそんな言葉が出ていた。
行先も何を話すかも決まっていない。
顔に冷たい感触が走る。
気づけば、ショッピングモールを通り抜けて屋外のテラス部分に出て来ていた。
この先進んでもただの住宅街なので、寒いが一旦立ち止まる。
振り返って視界に映るのは、怯えたような不安なような顔をした茅ヶ崎だった。
久々にきちんと顔を合わせたのに、そんな顔をさせているのは自分だ。
いや。あの花火の日以降、こんな顔しか見ていないかもしれない。
うつむいた茅ヶ崎と、何を言えばいいかわからない俺。
冷たい風だけが2人の間を通り抜ける。
何か言わなければ……その思いが焦りを募らせ、余計に言葉が出てこない。
どうする……何か……
とりあえず言わないと……
「……茅ヶ崎は、俺のことが好きなんじゃないの」
「……っ!」
顔を上げた茅ヶ崎は目を見開いて真っ赤になっていく。
久しぶりに目が合った気がする。
……いや。俺は今、何を言った?

