千尋くんがめっちゃ可愛いんだから、お兄さんもカワイイ系イケメンとかかな?なんて考えていた。
晴大に引っ張られて腰をあげるお兄さん。椅子に座っていたから気づかなかったけど、180cmはあるんじゃない?ってくらい長身だった。
それに、ジャージでダボッとしているシルエットのはずなのに、足長過ぎない?って思うくらいスタイルが良かった。
まぁ、それくらいの人毎日隣の席にいるんですけどね。
その時、少し強い風が吹き、お兄さんの目深に被ったフードが風に煽られた。フードの中で、きらりと何かが光る。あれは…ピアス?
フードから覗く口元は、その部分だけでも恐ろしく整っていた。なんだか、見覚えがあるような気がする。いや、気のせいだきっとそうに違いない。
思案している間もふたりはどんどん近づいてくる。
その時ふと、晴大が言っていたことを思い出した。珍しい苗字…いやいやまさかね。でも、一応聞くだけ聞いてみようかな。聞くだけね。
千尋くんの目線に合わせて、しゃがんだ。決してドキドキして怖くなったわけではない。
「ね、ねぇ、千尋くん?つかぬ事をお聞きするんだけど…」
「? はい、なんでしょう?」
急にオドオドして様子が変な私を、不思議そうな顔で見てくる。上目遣いで、キョトンとした顔もなんて可愛いのか…じゃなくて!
「千尋くんの苗字って…何?」
「僕の苗字ですか? ''黛''です! 結構珍しい苗字ですよね〜。」
自分のことを聞かれて嬉しかったのか、気軽に教えてくれる千尋くん。
対象的に私はさーっと顔から血の気が引いた。
イヤ、まだだ、まだ確定じゃない!! 親戚かもしれないし!!
ザッザッザッ…後ろから、もうすぐそこまで足音が近づいてくる…
「ち、ちなみに、お兄さんのお名前は…?」
「兄さんの名前は、''千景''です! 」
ザッ…足音が、すぐ近くで止まった…。
ゆっくり後ろを振り返り、見上げると、そこには隣の席の、あいつ─── 黛千景がいた。
晴大に引っ張られて腰をあげるお兄さん。椅子に座っていたから気づかなかったけど、180cmはあるんじゃない?ってくらい長身だった。
それに、ジャージでダボッとしているシルエットのはずなのに、足長過ぎない?って思うくらいスタイルが良かった。
まぁ、それくらいの人毎日隣の席にいるんですけどね。
その時、少し強い風が吹き、お兄さんの目深に被ったフードが風に煽られた。フードの中で、きらりと何かが光る。あれは…ピアス?
フードから覗く口元は、その部分だけでも恐ろしく整っていた。なんだか、見覚えがあるような気がする。いや、気のせいだきっとそうに違いない。
思案している間もふたりはどんどん近づいてくる。
その時ふと、晴大が言っていたことを思い出した。珍しい苗字…いやいやまさかね。でも、一応聞くだけ聞いてみようかな。聞くだけね。
千尋くんの目線に合わせて、しゃがんだ。決してドキドキして怖くなったわけではない。
「ね、ねぇ、千尋くん?つかぬ事をお聞きするんだけど…」
「? はい、なんでしょう?」
急にオドオドして様子が変な私を、不思議そうな顔で見てくる。上目遣いで、キョトンとした顔もなんて可愛いのか…じゃなくて!
「千尋くんの苗字って…何?」
「僕の苗字ですか? ''黛''です! 結構珍しい苗字ですよね〜。」
自分のことを聞かれて嬉しかったのか、気軽に教えてくれる千尋くん。
対象的に私はさーっと顔から血の気が引いた。
イヤ、まだだ、まだ確定じゃない!! 親戚かもしれないし!!
ザッザッザッ…後ろから、もうすぐそこまで足音が近づいてくる…
「ち、ちなみに、お兄さんのお名前は…?」
「兄さんの名前は、''千景''です! 」
ザッ…足音が、すぐ近くで止まった…。
ゆっくり後ろを振り返り、見上げると、そこには隣の席の、あいつ─── 黛千景がいた。
