矢神さん僕の事誘ってます⁈

菜子さんとの過去を振り返ると、まるで学生の時のように淡いなと笑えてくる…



まさか菜子さんが、僕の恋人になって、かけがえのない大切な存在になるとは思ってもいなかったけれど、僕と菜子さんが知り合ったのは、神様がくれた僕への贈り物ようなもので、運命のようなものだったんじゃないかと、思わずにはいられなかった…



「由和ぼーっとしてどうしたの⁇」


ソファーに座ってまったりとしている僕達は、最近ではお互いの家を行ったり来たりして、お家デートをして愛を深めていた…



少し物思いに耽って考え事をしていた僕は菜子さんの呼びかけにハッとした…



「あっ、ごめん…菜子さんと初めて出会った日の事を思い出していました」



「私達が初めて出会った日の事⁇」菜子さんが不思議そうに僕の顔を覗きこむ



「菜子さん全然誰にも興味を持たないし、僕の事も全く気にしてなかったなって思い出してました」



僕の言葉を聞いて菜子さんは申し訳なさそうに「それは…」と言葉を発した…



「それは…日尾くんはモテるから、私とは別次元の人間だと思ってたから…」



菜子さんは恥ずかしそうに下向きながらポツリと答えた…別次元の人間とはどう言う事だろう⁇



「日尾くんは、いつだって私の興味の対象だったよ…でも、私は色恋沙汰は怖くてトラウマだったから、鼻から考えないようにしてた…」



ポツリと顔を赤らめて言う菜子さんは本当に可愛いなと思う…年上で、見た目も美人なのに、こんなにピュアな可愛い人は他にいないとまた惚れ直してしまう…



「僕は、段々と菜子さんと仕事していく内に、菜子さんの優しさだったり、中身の可愛さやピュアさに触れて、いつの間にか目の話せない存在になっていました‼︎だから、あの日いきなり菜子さんが僕にセックスってそんなにいいのかな⁇って聞いてきて、本当に驚きました⁈」



俺の事誘ってるんじゃなかったら、何で聞いてきたんだろう⁇って凄く気になっちゃいましたよ⁉︎日尾くんは言いながらも苦笑して笑っている



「あれは…本当に咄嗟に聞いてしまった事で、何か特別な理由があるわけじゃないの」



今思い出しても本当に恥ずかしい…菜子さんは言いながら顔を押さえて恥ずかしがっている…



「でもそのおかげで、僕たちは付き合えました」



そう言って菜子さんの肩を抱き寄せると、菜子さんは今だに慣れないのか顔を赤くして下を向いて俯いている…



「菜子さん、また僕に聞いてくださいよ⁇」そう言って揶揄うと、菜子さんは「もうっ」と言って恥ずかしそうにしながらプリプリして怒っていた…



僕は菜子さんを守りたい…この先もずっと菜子さんといたい…僕は2人が一緒にいられる幸せを噛み締めがら、この先も絶対に菜子さんを離したくないと心に誓った…