矢神さん僕の事誘ってます⁈

「矢神さん…やーがーみさん‼︎」



三つ下の後輩の日尾くん《ひのおくん》が迷惑そうに私の顔を覗き込みながら私に声を掛けた‼︎



「ん?日尾くん何⁇」



「何⁇じゃないですよ⁇頼んどいた伝票計算しといて貰えました⁇」



あっ‼︎すっかり忘れてた⁇



「あっ‼︎ごめん⁈まだやってない⁉︎今すぐやるから」



私は焦ったように目の前のパソコンを開き、キーボードを走らせた…



「珍しいですね‼︎矢神さんがぼーっとしてるなんて…いつも仕事の鬼みたいにパソコンにばっかり向かってるのに⁉︎何かあったんですか⁇」



日尾くんは何気ない質問に私は過剰に反応してしまう⁉︎



それ質問しちゃう⁇日尾くん‼︎



「日尾くん…セックスってそんなに良いのかな⁇」



一体自分は何を言って口走っているのか⁈



口走った言葉が何ともバカらしく、且つ何とも答えづらい質問をしてしまった…



「矢神さん…それって…僕の事誘ってます⁈」



日尾くんはまた私の顔を覗きこんで少し照れたように答えた…



ん?今の質問だと私が日尾くんの事誘ってるみたいになっちゃうのか⁇



「ご、ごめん⁈い、今のなし⁈何も聞かなかった事にして‼︎」



私は焦ったようにさっき口走った事を必死に否定した…