「ファシウス様!もうやめてください!私はエリスです!あなたの望んでいるリーリアではありません!」
「何を言うんだリーリア!その魂に刻まれた楔はリーリアである証だ!この戦いを辞めて欲しいなら、俺と一緒に来い。俺と結婚して、君はこの国の王妃になるんだ。誰にもじゃまされることなく、この国でずっとずっと一緒に幸せに暮らそう、リーリア」
手をエリスへ差し出しながら、うっとりした顔でファシウスは言う。だが、エリスは厳しい視線をファシウスに向けて否定するように首を振った。
「私は一緒に行きません。私が一緒に行くのは、イリオとです」
「……また、そいつを選ぶのか!俺じゃなく、そいつを!どうして!」
ファシウスが咆哮をあげると、びりびりと電流が走ったかのように地面が揺れる。だが、エリスはめげることなくキッとファシウスを睨んだ。
「どうして?私はあなたではなくイリオと一緒にいたからです。前世であるリーリアだって、そうだった。ただそれだけなのに、あなたは卑怯な手を使い、自分の身勝手な思いでイリオとリーリアの仲を引き裂いたのでしょう!私の中で、リーリアも怒っています。……ううん、悲しんでいる。あなたがそんなことをしてしまったことを、今またこうして同じことをしていることに、悲しんでいます」
「何を言うんだリーリア!その魂に刻まれた楔はリーリアである証だ!この戦いを辞めて欲しいなら、俺と一緒に来い。俺と結婚して、君はこの国の王妃になるんだ。誰にもじゃまされることなく、この国でずっとずっと一緒に幸せに暮らそう、リーリア」
手をエリスへ差し出しながら、うっとりした顔でファシウスは言う。だが、エリスは厳しい視線をファシウスに向けて否定するように首を振った。
「私は一緒に行きません。私が一緒に行くのは、イリオとです」
「……また、そいつを選ぶのか!俺じゃなく、そいつを!どうして!」
ファシウスが咆哮をあげると、びりびりと電流が走ったかのように地面が揺れる。だが、エリスはめげることなくキッとファシウスを睨んだ。
「どうして?私はあなたではなくイリオと一緒にいたからです。前世であるリーリアだって、そうだった。ただそれだけなのに、あなたは卑怯な手を使い、自分の身勝手な思いでイリオとリーリアの仲を引き裂いたのでしょう!私の中で、リーリアも怒っています。……ううん、悲しんでいる。あなたがそんなことをしてしまったことを、今またこうして同じことをしていることに、悲しんでいます」



