イリオの言葉にファシウスが怒ったように反論する。その瞬間、ファシウスからドンッとすさまじいほどの風圧がイリオたちに襲い掛かるが、イリオが張った防御魔法でイリオたちは無事だった。
「レイヴン、エリスを頼む。何があっても守れ」
「はっ、おおせのままに」
イリオがレイヴンにエリスを託すと、エリスを受け取ったレイヴンは真っ黒な羽を広げた。その羽根が一斉に周囲に飛び散り、エリスを守るようにして包囲している。それを見てファシウスはつまらなそうにふん、と鼻をならした。
「あの時、お前の魂ごと消すことができたならどんなによかっただろう」
「ははっ、そうだろうな。だがお前にはそれができない。リーリアの心臓、いや、魂と言った方が正しいか。魂に楔を打ったことで、俺の魂とリンクしてしまっているからな。俺の魂を消せばリーリアの魂も消える。リーリアは生まれ変わることもできなかったからな」
ニヤリと口角を上げると、ファシウスは赤紫色の光に包まれながら宙に浮く。
「今回も、俺を殺したところで魂は消えない。俺は何度だってリーリアを求めてお前たちの前に現れる。だが、今回は俺がお前を消す番だ。今度こそ、リーリアは俺だけのものだ」
「させるか」
イリオの周囲に蒼白い光があふれ出す。イリオの体が変化して、イリオは大きな狼の姿、神獣になった。
歯をむき出しにしてグルル、と唸ると、イリオはものすごい速さでファシウスの元へ走り出す。それを見てファシウスは片手をあげると、赤紫の光の矢がイリオへ向けて飛んでいく。
「レイヴン、エリスを頼む。何があっても守れ」
「はっ、おおせのままに」
イリオがレイヴンにエリスを託すと、エリスを受け取ったレイヴンは真っ黒な羽を広げた。その羽根が一斉に周囲に飛び散り、エリスを守るようにして包囲している。それを見てファシウスはつまらなそうにふん、と鼻をならした。
「あの時、お前の魂ごと消すことができたならどんなによかっただろう」
「ははっ、そうだろうな。だがお前にはそれができない。リーリアの心臓、いや、魂と言った方が正しいか。魂に楔を打ったことで、俺の魂とリンクしてしまっているからな。俺の魂を消せばリーリアの魂も消える。リーリアは生まれ変わることもできなかったからな」
ニヤリと口角を上げると、ファシウスは赤紫色の光に包まれながら宙に浮く。
「今回も、俺を殺したところで魂は消えない。俺は何度だってリーリアを求めてお前たちの前に現れる。だが、今回は俺がお前を消す番だ。今度こそ、リーリアは俺だけのものだ」
「させるか」
イリオの周囲に蒼白い光があふれ出す。イリオの体が変化して、イリオは大きな狼の姿、神獣になった。
歯をむき出しにしてグルル、と唸ると、イリオはものすごい速さでファシウスの元へ走り出す。それを見てファシウスは片手をあげると、赤紫の光の矢がイリオへ向けて飛んでいく。



