「……やはりエリスの魂に打ち付けられた楔をどうにかしないとだめか。あちらの世界に行ければそのまま勝手に消えると思ったが、考えが甘かったな。まさか拒否されるほどのものだったとは……チッ」
「楔?魂?」
イリオは悔しそうに舌打ちをする。そんなイリオを見ながらエリスは首をかしげた。だが、イリオは何処かを見たままずっと唸っている。
「それにしてもあいつ、エリスの魂にこんなにも強力な楔を打ち付けやがって……!世界の入り口が拒否するなら、俺の力でも完全に消すことはできないかもしれないな。そうなると、やはりファシウスを殺すしか方法はないか。説得したところであいつは同意しないだろう。むしろエリスを攫う気満々だろうしな。あいつの魂が消えれば、おそらく楔も……いやだがだめだ、魂は消せない。くそっ、とにかく何とかしなければ」
(え!?ファシウス殿下を、殺す?)
突然ファシウスという知っている名前が出てきて、しかも殺すと言われてエリスは驚き困惑する。いったい、どういうことなのだろうか?
エリスは世界の入り口に拒否されてしまった。それには理由があるようだが、楔とか魂とかエリスには全然わからないことだらけだ。
「イリオ、あの、いったいどういうことなの?楔ってなに?ファシウス殿下が何か関わっているの?」
戸惑うエリスに、イリオは決心したかのような眼差しをエリスに向ける。イリオの美しいサファイア色の瞳は澄みきっていてあまりにも美しく、エリスは感動するのを通り越して怖いとさえ思う。
「エリス、これから話すことはエリスにとってとても大切なことだ。最初は信じられないかもしれないが、真実だから、よく聞いてほしい」
「楔?魂?」
イリオは悔しそうに舌打ちをする。そんなイリオを見ながらエリスは首をかしげた。だが、イリオは何処かを見たままずっと唸っている。
「それにしてもあいつ、エリスの魂にこんなにも強力な楔を打ち付けやがって……!世界の入り口が拒否するなら、俺の力でも完全に消すことはできないかもしれないな。そうなると、やはりファシウスを殺すしか方法はないか。説得したところであいつは同意しないだろう。むしろエリスを攫う気満々だろうしな。あいつの魂が消えれば、おそらく楔も……いやだがだめだ、魂は消せない。くそっ、とにかく何とかしなければ」
(え!?ファシウス殿下を、殺す?)
突然ファシウスという知っている名前が出てきて、しかも殺すと言われてエリスは驚き困惑する。いったい、どういうことなのだろうか?
エリスは世界の入り口に拒否されてしまった。それには理由があるようだが、楔とか魂とかエリスには全然わからないことだらけだ。
「イリオ、あの、いったいどういうことなの?楔ってなに?ファシウス殿下が何か関わっているの?」
戸惑うエリスに、イリオは決心したかのような眼差しをエリスに向ける。イリオの美しいサファイア色の瞳は澄みきっていてあまりにも美しく、エリスは感動するのを通り越して怖いとさえ思う。
「エリス、これから話すことはエリスにとってとても大切なことだ。最初は信じられないかもしれないが、真実だから、よく聞いてほしい」



