屋敷に戻ると、エリスは自室のソファに座りながらファシウスとの会話をぼんやりと思い出していた。
(ファシウス殿下、急にあんなことを言って、本気なのかしら?でも、嘘を言っているようには思えなかった)
追放を解かれても実家に帰ったところで居場所はない。だからといって、ファシウスとの婚約を受け入れるかと言われるとそれはどうも違う気がする。いくら考えても解決しないように思えてエリスは途方に暮れてしまった。そんなエリスの視界に、突然イリオの顔が入り込む。
「っ!びっくりした」
「さっき第一王子に言われたことを考えているんだろ?あの男は本気でエリスのことを自分のものにしようとしている。だが、そんなことは俺が絶対に許さない。あの男と一緒になってもエリスは幸せになんてなれないんだ。少し前に言ったことを覚えているか?」
「え?」
「俺と一緒に屋敷を出ようといっただろう。本当はもう少し時間をかけるつもりだったが、時間がない。エリス、俺とあの第一王子、どちらかを選ぶんだ」
イリオはエリスの両肩を掴んで真剣な眼差しで見つめている。綺麗な白銀の髪の毛をサラリと揺らし、サファイアのような瞳はエリスを捕らえて離さない。
(ファシウス殿下、急にあんなことを言って、本気なのかしら?でも、嘘を言っているようには思えなかった)
追放を解かれても実家に帰ったところで居場所はない。だからといって、ファシウスとの婚約を受け入れるかと言われるとそれはどうも違う気がする。いくら考えても解決しないように思えてエリスは途方に暮れてしまった。そんなエリスの視界に、突然イリオの顔が入り込む。
「っ!びっくりした」
「さっき第一王子に言われたことを考えているんだろ?あの男は本気でエリスのことを自分のものにしようとしている。だが、そんなことは俺が絶対に許さない。あの男と一緒になってもエリスは幸せになんてなれないんだ。少し前に言ったことを覚えているか?」
「え?」
「俺と一緒に屋敷を出ようといっただろう。本当はもう少し時間をかけるつもりだったが、時間がない。エリス、俺とあの第一王子、どちらかを選ぶんだ」
イリオはエリスの両肩を掴んで真剣な眼差しで見つめている。綺麗な白銀の髪の毛をサラリと揺らし、サファイアのような瞳はエリスを捕らえて離さない。



