「それなら、俺も一緒に行こう」
「えっ、狼は王城には連れていけないわよ!」
「誰が狼の姿で行くと言った?人間の姿で、お前の護衛か付き人のフリしていけばいいだろ」
「な、なるほど。でも、大丈夫?突然第一王子に食って掛かったりしない?」
イリオはこの国の兵士たちに突然攻撃され、瀕死になった。それに、エリスの話を聞いて第一王子に対しても良い印象を持っていない。なんなら殺してやろうかという物騒な言葉まで出たのだ。エリスは心配そうにイリオを見つめる。
「この国も王も第一王子も大嫌いだ。だが、お前の前で誰かを殺したりするような真似はしない。それに、お前の立場が悪くなるようなこともしたくはないからな」
腕を組んでふん、と言うイリオを見て、エリスはホッとして胸をなでおろす。
(イリオはなんだかんだいってちゃんとしてるのよね。神獣だからなのかしら、怒りやすいように見えて、実際は落ち着いているし)
「ありがとう、イリオ。それなら安心ね。それにイリオが一緒なら私も心強いもの」
自分の都合だけでいとも簡単に人を追放してしまうような王子だ。それに、第一王子に会うとなるとその婚約者にも会う可能性がある。また難癖をつけられてしまう可能性だってあるのだ。一人で行くには心細すぎる。
「ああ、任せろ。俺がどんな時でもお前を守る。大丈夫だ」
そう言って、イリオは優しくエリスを抱きしめた。
「えっ、狼は王城には連れていけないわよ!」
「誰が狼の姿で行くと言った?人間の姿で、お前の護衛か付き人のフリしていけばいいだろ」
「な、なるほど。でも、大丈夫?突然第一王子に食って掛かったりしない?」
イリオはこの国の兵士たちに突然攻撃され、瀕死になった。それに、エリスの話を聞いて第一王子に対しても良い印象を持っていない。なんなら殺してやろうかという物騒な言葉まで出たのだ。エリスは心配そうにイリオを見つめる。
「この国も王も第一王子も大嫌いだ。だが、お前の前で誰かを殺したりするような真似はしない。それに、お前の立場が悪くなるようなこともしたくはないからな」
腕を組んでふん、と言うイリオを見て、エリスはホッとして胸をなでおろす。
(イリオはなんだかんだいってちゃんとしてるのよね。神獣だからなのかしら、怒りやすいように見えて、実際は落ち着いているし)
「ありがとう、イリオ。それなら安心ね。それにイリオが一緒なら私も心強いもの」
自分の都合だけでいとも簡単に人を追放してしまうような王子だ。それに、第一王子に会うとなるとその婚約者にも会う可能性がある。また難癖をつけられてしまう可能性だってあるのだ。一人で行くには心細すぎる。
「ああ、任せろ。俺がどんな時でもお前を守る。大丈夫だ」
そう言って、イリオは優しくエリスを抱きしめた。



