「イリオ、やめて、お願いっ」
「そんな顔とそんな声で言われると余計やめたくなくなるが」
「っ、そんな意地悪するイリオなんて嫌い!」
両手で思い切りイリオの体を離すと、エリスは顔を真っ赤にして怒っている。そのエリスの様子に、イリオは目を見開いてからしゅん、とうなだれた。耳も尻尾も盛大にしおれている。
「俺のことが、嫌いなのか?」
今にもくうーんと鳴きそうな表情でイリオはエリスを見ている。
(そ、そんな顔しても許してあげないんだから!)
「意地悪しないなら好きよ、でも、やめてって言ってるのにやめない意地悪なイリオは嫌いだわ」
「うっ、そうか……わかった。エリスに嫌われるのは困る。エリスが嫌がることはやめる。だから、嫌いだなんて言わないでくれ」
「……約束よ?」
「ああ、約束する」
イリオの言葉に、エリスはうん、と首を振った。すると、すぐにイリオはエリスに抱きつく。耳はピンとなり、尻尾は盛大に大きくぶんぶんと振られている。
(狼の神獣なのに、やっぱり大きなわんちゃんみたい)
イリオの様子に、思わずエリスは微笑んだ。
「そんな顔とそんな声で言われると余計やめたくなくなるが」
「っ、そんな意地悪するイリオなんて嫌い!」
両手で思い切りイリオの体を離すと、エリスは顔を真っ赤にして怒っている。そのエリスの様子に、イリオは目を見開いてからしゅん、とうなだれた。耳も尻尾も盛大にしおれている。
「俺のことが、嫌いなのか?」
今にもくうーんと鳴きそうな表情でイリオはエリスを見ている。
(そ、そんな顔しても許してあげないんだから!)
「意地悪しないなら好きよ、でも、やめてって言ってるのにやめない意地悪なイリオは嫌いだわ」
「うっ、そうか……わかった。エリスに嫌われるのは困る。エリスが嫌がることはやめる。だから、嫌いだなんて言わないでくれ」
「……約束よ?」
「ああ、約束する」
イリオの言葉に、エリスはうん、と首を振った。すると、すぐにイリオはエリスに抱きつく。耳はピンとなり、尻尾は盛大に大きくぶんぶんと振られている。
(狼の神獣なのに、やっぱり大きなわんちゃんみたい)
イリオの様子に、思わずエリスは微笑んだ。



