*
(よし、転移魔法完璧!)
屋敷の玄関ホールに着くと、エリスたちに気づいたメイド長が慌てて走り寄ってきた。
「エリス様!その生き物はどうなされたのですか!?しかも転移魔法なんて使って、本家にバレたら大変です」
「ごめんなさい、でもこの子、見捨てておけなくて。治癒魔法をかけたのだけど、まだ完全に傷が塞がってない所もあるから、屋敷で休ませてあげたいの」
「……はあ、エリス様はそうやってすぐ傷ついた生き物を拾ってくる。小さいものなら仕方ないと思いますが、今回はちょっと大きすぎるのではありませんか?」
「う、ごめんなさい。完全に治ったらちゃんと森に返すから」
「当たり前です!」
メイド長が呆れたようにいうと、エリスは肩をすくませてから犬を見る。傷を治したときに汚れを綺麗にする魔法もかけたが、白銀の毛並みはふわふわとして見るからに美しかった。すやすやと眠る顔はまだ幼く、とても可愛らしい。
(あんな所でどうして死にそうになってたんだろう。そもそも、あの森に野生の犬なんていたかしら?もしかして、捨て犬?)
だとしたら可哀想だ。もしそうならいっそのことこの屋敷で……と思ったが、おそらくメイド長が許さないだろう。
(とにかく、まずは傷を完全に治してあげないとね)
エリスは微笑みながら、犬を優しく撫でて上げた。
(よし、転移魔法完璧!)
屋敷の玄関ホールに着くと、エリスたちに気づいたメイド長が慌てて走り寄ってきた。
「エリス様!その生き物はどうなされたのですか!?しかも転移魔法なんて使って、本家にバレたら大変です」
「ごめんなさい、でもこの子、見捨てておけなくて。治癒魔法をかけたのだけど、まだ完全に傷が塞がってない所もあるから、屋敷で休ませてあげたいの」
「……はあ、エリス様はそうやってすぐ傷ついた生き物を拾ってくる。小さいものなら仕方ないと思いますが、今回はちょっと大きすぎるのではありませんか?」
「う、ごめんなさい。完全に治ったらちゃんと森に返すから」
「当たり前です!」
メイド長が呆れたようにいうと、エリスは肩をすくませてから犬を見る。傷を治したときに汚れを綺麗にする魔法もかけたが、白銀の毛並みはふわふわとして見るからに美しかった。すやすやと眠る顔はまだ幼く、とても可愛らしい。
(あんな所でどうして死にそうになってたんだろう。そもそも、あの森に野生の犬なんていたかしら?もしかして、捨て犬?)
だとしたら可哀想だ。もしそうならいっそのことこの屋敷で……と思ったが、おそらくメイド長が許さないだろう。
(とにかく、まずは傷を完全に治してあげないとね)
エリスは微笑みながら、犬を優しく撫でて上げた。



