エリスの話を聞いていたイリオは、人の姿なのにグルグルと唸り声を上げている。イリオの周囲からは禍々しいほどの怒りが発せられ、出ていなかった獣の耳と尻尾がいつの間にか出現していた。
「この国は王も王子もその婚約者も揃いも揃ってバカでクズだな。お前をそんな目に合わせたその第一王子、今から殺してきてやろうか」
「ま、待って、そんなことしたら国から狙われていたイリオがまた狙われてしまう」
殺気を纏ったイリオに、エリスは慌てて止めに入る。するとイリオは耳と尻尾をしゅんと下げた。
(人間の姿の時には出ていないけど、感情が昂ると耳や尻尾が出てしまうのかしら?)
「いいのよ、イリオ。私、意外とここでの生活が気に入ってるから。それに、あなたともこうして出会えたでしょう?童話の中でしか見たことのなかった神獣と出会えるだなんて、奇跡みたいだもの」
フワッと嬉しそうに笑ってそう言うエリスを見て、イリオの耳はピクッと動き、尻尾は盛大に振られている。
「エリス、俺はお前に魅力がないなんて思ってない。お前は魅力的だ。俺が言うんだ、間違いない」
そう言って、エリスの頬に手を伸ばし、優しく撫でる。急に頬を撫でられてとても恥ずかしいはずなのに、なぜかエリスはとても心地よく感じていた。
「この国は王も王子もその婚約者も揃いも揃ってバカでクズだな。お前をそんな目に合わせたその第一王子、今から殺してきてやろうか」
「ま、待って、そんなことしたら国から狙われていたイリオがまた狙われてしまう」
殺気を纏ったイリオに、エリスは慌てて止めに入る。するとイリオは耳と尻尾をしゅんと下げた。
(人間の姿の時には出ていないけど、感情が昂ると耳や尻尾が出てしまうのかしら?)
「いいのよ、イリオ。私、意外とここでの生活が気に入ってるから。それに、あなたともこうして出会えたでしょう?童話の中でしか見たことのなかった神獣と出会えるだなんて、奇跡みたいだもの」
フワッと嬉しそうに笑ってそう言うエリスを見て、イリオの耳はピクッと動き、尻尾は盛大に振られている。
「エリス、俺はお前に魅力がないなんて思ってない。お前は魅力的だ。俺が言うんだ、間違いない」
そう言って、エリスの頬に手を伸ばし、優しく撫でる。急に頬を撫でられてとても恥ずかしいはずなのに、なぜかエリスはとても心地よく感じていた。



