「私は、訳あって国から断罪された身で、家の領地内の外れにあるこの屋敷に隔離されているの。使用人や使用人たちのための食材を送ってきてくれてはいるけれど、使用人は定期的に変わるし、私は使用人たちのための食材に手をつけることは許されていない。だから、私は自分で自分の分を調達して食べているのよ」
眉を下げて悲しげに微笑みながらエリスは答える。そんなエリスを、イリオは眉を顰めながら見つめた。
「どうして国から断罪された?お前は何か罪を犯したのか?」
「それは……って、私ばかり話してる。今度はイリオの話を聞かせて。イリオはなぜあの森で死にそうだったの?屋敷に住めるようになったら教えてくれるって言ってたわよね」
イリオの顔を覗き込むようにしてエリスは尋ねる。エリスのローズピンク色の瞳が照明の灯りに照らされてキラキラと光っているのを、イリオは純粋に綺麗だな、と思った。じっとエリスの瞳を見つめ、満足したイリオはふむ、と小さく呟いた。
「そうだな。俺は、ここから少し離れたイグニス領の山でひっそりと暮らしていた。神獣と言っても、今の時代の人間は神獣を信じていない。信じられることのなくなった神獣は、その力を徐々に失い、存在自体も認識されなくなっていく。だが、俺はそれもまた神獣としてのさだめだと受け入れていた。そんな時だ。この国の軍が突然やってきたのは」
山に突然兵士たちがやってきて、イリオに攻撃してきた。イリオも力が弱りはしても神獣だ、最初は兵士たちを蹴散らしていた。だが、蹴散らしても蹴散らしても兵士は毎日のようにやってくる。次第に、イリオの力はどんどん弱くなっていった。
眉を下げて悲しげに微笑みながらエリスは答える。そんなエリスを、イリオは眉を顰めながら見つめた。
「どうして国から断罪された?お前は何か罪を犯したのか?」
「それは……って、私ばかり話してる。今度はイリオの話を聞かせて。イリオはなぜあの森で死にそうだったの?屋敷に住めるようになったら教えてくれるって言ってたわよね」
イリオの顔を覗き込むようにしてエリスは尋ねる。エリスのローズピンク色の瞳が照明の灯りに照らされてキラキラと光っているのを、イリオは純粋に綺麗だな、と思った。じっとエリスの瞳を見つめ、満足したイリオはふむ、と小さく呟いた。
「そうだな。俺は、ここから少し離れたイグニス領の山でひっそりと暮らしていた。神獣と言っても、今の時代の人間は神獣を信じていない。信じられることのなくなった神獣は、その力を徐々に失い、存在自体も認識されなくなっていく。だが、俺はそれもまた神獣としてのさだめだと受け入れていた。そんな時だ。この国の軍が突然やってきたのは」
山に突然兵士たちがやってきて、イリオに攻撃してきた。イリオも力が弱りはしても神獣だ、最初は兵士たちを蹴散らしていた。だが、蹴散らしても蹴散らしても兵士は毎日のようにやってくる。次第に、イリオの力はどんどん弱くなっていった。



