困り果ててるとき、救世主が現れた。


「俺の女に、なんか用?」

「はぁ?男いたのかよ」


そう言って、しつこかった男はどこかへ消え去った。

この人、助けてくれたんだよね…?

俺の女って、助けるための口実だよね…?


「あの…ありがとうございました」


助けてくれる人いたんだ…

すごく優しい人。


「別に。もっと気をつけろよ」

「はい…」

「どこに行く?送ってく」



え、、、えええええええ?

助けてくれた挙句、送ってく?

初対面の私を…?


「なんか危なっかしいし」

「えっと…」


危なっかしいとは、どういうことだろう?


「で?どこ?」

「あ、えっと…〇〇大学まで…」

「は?お前、何年?」

「1年です…今日が入学式で…」

「おま…遅刻すんぞ…」


そう言われて時間を見てみると、すでに入学式まで残り30分。

遅刻ギリギリな時間だった。