一滴ポーション、俺クマちゃん!?

「大丈夫か、治?」

「どうしたんですか、治さん?ボーっとしちゃって」

「……だ」

「えっ?」

「目が覚めるような美人だ…!女神様のように なんって美しい…僕は こんな美しい人を初めて見たよ!それに何だか胸がドキドキするんだ…!」

「えっ、ドキドキって…それ、不整脈ってやつじゃないですか?病院行った方が…」

「ただの高血圧だろ。俺に怒られると思って、最近夜中になるとお菓子だのカップ麺だの隠れて食ってっから数値高いんだよ」

「やだっ、諗くん知ってたの!?どうりで最近 カップ麺が低カロリーの春雨ヌードルばっか置いてあると思った!前までチキンラーメンだったのに!元に戻して!」

「駄目」

「カップ麺で喧嘩すんなって。……あっ、藍那さん、じゃがいも一袋下さい。あと、さつまいも2本」

「まいど〜。今袋に詰めるからちょっと待っててね」

にこっ と笑った藍那さんを見て また治が はうっ!♡ と胸を手で押さえた。

「諗くん、間違いないよ。これは恋だ〜…」

「あ"!?こ、恋っ!?」

「そっか そっかぁ……鬼滅の童磨も言ってたけど これが恋ってやつなんだね…。初めて知った感情だよ…わくわく」

わくわく してんな!

「何言ってんだよ、母さんと恋した事あるだろが!」

「妻《あの人》とはビジネス婚だったから恋なんて知らないよ」

「え"……!?」

そうだったの…?初めて知った上 破茶滅茶ショックなんだけど…知りたくなかった…。

治の腕に座りながら悲しみのあまり サー…と青い顔してると「LINE交換してくるからちょっと待ってて」と治は泣いてる俺を栗とかぼちゃの間に座らせて藍那さんの元へ走ってった。