一滴ポーション、俺クマちゃん!?

「れっつご〜!!」

「に"ゃ"あ"あ"ぁ"っ!!(訳・離せっ1人で行けにゃっ!!)」

「あ、にゃん太君連れてかれちゃったね…」

「学園長とにゃん太君は仲良しさんですからね」

ー って事はつまり!?

そうだワン、フミちゃん!今本当に季優君と2人きりだワン!!告るなら今だワン!!

「あのねっ私…」

「好きですよ野々口さん」

「へ?」

え?まさかの逆告白?

「僕はお友達皆が大好きです。今日クリスマスツリーに願い事した事が叶うと良いなぁ…」

あ…。好きってそう言う意味かワン…。一瞬季優君から告白されたのかと思ってびっくりしちゃったワン……だけど私以上に…

ちらっとフミちゃんの方を見上げると物凄いガッカリして口から泡を吹いていたワン。

「2人とも早く〜!!」

「学園長が呼んでますし行きましょうか」

「うっうん。そうだね」

ー 結局告白は出来なかったけど…ま、良っか。

良いのかワン?

フミちゃんがちょっとだけ季優君の側に寄ると季優君はフミちゃんの肩を自分の方にやんわり引き寄せたワン。

「愛屋君?」

「薄着じゃ寒いでしょう?」

ー あっそう言えば私部屋着のまま外に出て来てたんだった。

季優君は自分のストールをフミちゃんにもかけて また少し自分の方に私を引き寄せると私達を呼んでる学園長に向かって「今行きま〜す!」と返事したワン。

季優君からは優しい金木犀のような香りしたワン。う〜ん、良い匂いだワン。

ー ずっとこのまま時間が止まってしまえば良いのにな…。

…フミちゃん、元気出して?またチャンスはあるワン!

「野々口さん、メリークリスマスです」

「ふふっ、愛屋君も、メリークリスマス!」

     

     ………しかしこの幸せな時間の後にフミちゃんと私は駅前でずっと車で待たせっぱなしにされていたお母さんにこっ酷く叱られる目に合ってしまうのであったワン。

「文未ぃ〜っ!!ヒマワリ〜っ!!今まで何処で何してたのっ!?連絡も返さないであんた達って子は!!」

「わ〜んっ!ごめんなさ〜い!!」

「くぅ〜んっ!!(訳・ごめんなさいだワン!!)」











番外編・クリスマスにラブポーション
おわり。