一滴ポーション、俺クマちゃん!?

「もふもふぅ〜!」

響のやつ俺だって事 知らずに普通に顔ぐりぐり してくるけど テディベアの正体が俺だって知ったら どんな顔すんだろ?それにしても…

「響ってマジで良い匂いする…」

「え」

はっ、しまった!!つい喋ってしまったーーーっ!!終わったーーーっ!!

「いっ、諗くんっ!」

「えっ、諗くん?」

「ばっ、馬鹿っ、治!」

「えっ、治?」

ばっ! と親子揃って手で口を塞ぐと、響は えっ?えっ? と ちんぷんかんぷんそうに交互に俺達を見て、それから自分の腕の中に居る もふもふ癒し系テディベアを真正面から じっ と見るなり、「ええぇーーーっ!!?」と叫んだ。

「いっ、諗っ!?諗なのか、お前ぇ!?」

「こっ、これには色々訳があって…」

「う"っわ"!諗だ!諗の声でテディベアが喋ってるーーーっ!!こ、これは夢か幻か…俺は今 何を聞かされ 何を見せられているんだ……!?」

クラッ… と倒れそうになった響をギリギリのところで治が支えた。

「しっかり響くんっ!」

「お、治さん…い、一体これはどういう…」

「僕達にも さっぱりワケワカメなんだよ〜!」

「ワ、ワケワカメって…?」

「訳が分からないって意味だよ。あのな響、実は…」

それから俺は頭上に?マークを飛ばしまくってる響に もふもふ身振り手振りしながら自分がこんな姿になってしまった事情を出来るだけ分かりやすく簡単に説明した。……

            ……ーーーじゃがいもを買い忘れたと言う響と一緒に治と2人、経緯を話しながら銀杏並木道のある八百屋までやって来ると「…なるほど(?)目が覚めたらテディベアになってた…か…」

「そんなファンタスティ〜ックな話しが現実で起こるなんて…」